2007年11月09日

カルバドスについて・・・






カルバドスについて・・・




" CALVADOS " カルバドスとは、

フランスのノルマンディー地方で造られている、

色々な林檎(りんご)や洋梨から造った蒸留酒です。



" 蒸留 " とは、簡単に言えば、

「更にアルコールを濃縮」し、アルコール度数を強くすることです。



まず、原料の林檎を発酵させて、

林檎の発泡酒である " CIDER " (シードル)を造ります。

そのシードル(アメリカではサイダーと読む。)を蒸留した物が、

カルバドスとなるのです。



もう少し厳密に言うと、葡萄(ぶどう)を発酵させて造った物がワイン。

ワインを蒸留して造れば、ブランデーとなります。

麦を発酵させたものがビール、それを蒸留したのがウイスキー。

林檎から造ったシードルを蒸留して造れば、アップルブランデー。



ん??

アップルブランデー??

カルバドス??



「カルバドス」という名称を使うには、

フランスでは「AOC法」という厳しい取り決めがあります。

厳しいAOC法の審査を通った物だけが「カルバドス」と名乗れ、

審査の通らない他の物は「アップルブランデー」となるのです。



そっくり似た物でも名称が違うものとしては、

「シャンパーニュ(AOC)」と 「スパークリングワイン(その他)」 との違い。

「コニャック(AOC)」や「アルマニャック(AOC)」と 「ブランデー(その他)」

との違いなどがあるわけです。



簡単に言えば、ブランデーのVSOPは、コニャックのVSOPとは似ていても

全く違う規格で造られている、安価な物なのです。



フランスのノルマンディー地方で、造られて2年以内の

若いシードル(つまり香りが強いシードル)を蒸留して造った物だけが、

カルバドスという名称を名乗れるのです。

ですからカルバドスとは、ビールやウイスキーのように

お酒の種類を示す言葉であり、銘柄を示している言葉ではありません。





まずは、カルバドスの説明を簡単にしてみました・・・





僕もカルバドスの事を、熟知しているわけではありません。

興味のある皆様方と勉強できたらと思っております。



また、ご質問等にお答えしたいと思っておりますので、

お気軽にお問い合わせくださいませ。

BAR RINGOKAN








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